-デザインの核部分のプレゼン-
- デザインの核部分は特に重要 -
デザインの核となる部分には特に注意を払います。ここでは大まかなコンセプトをそのままに、細かいポイントで複数の案を検討したプレゼン事例をご紹介します。
大きなスチール格子のデザイン(完成後の実際の様子)
バルコニーに面した窓を敢えて見せず、スチール格子とカーテンを一面にレイアウトしたデザインです。窓を隠してしまうという大胆な設計デザインだったため、慎重に打合せを行いました。その打合せの変遷をご紹介します。
ファーストプレゼン
現状の窓の形状と位置に対してどのようにスチールフレームが構成できるかのプレゼンをいたしました。配管の関係で天井高さが異なることや、均一ではない既存の窓に対してどのようなパターンが考えられるかをメリット/デメリットを踏まえて検討しプレゼンしています。
打合せの進展
フレーム部分の構成の検討です。ファーストプレゼンでは大きな格子窓のように見せていたフレームにてご提案していたものを、フレーム部分をもう少し華奢にして再提案しています。格子の高さや割付けを主に検討しました。
構成の再検討
当初の「フレームとカーテン」という構成に対して広さとの兼ね合いについてお客さまが疑問を持たれたので、一度立ち戻り、構成自体を再度ご説明するために資料を作成いたしました。
構成の再検討(CG)
カーテンのイメージをより掴みやすいように追加でCGの作成を行いました。フレーム無しのバーチカルカーテンによるスタイリッシュなイメージとフレーム+カーテンのヒダによる軽やかさの違いがCGによってよくわかるかと思います。
最終案
最終的にはソリッドなパネル部分を取りやめたシンプルなフレームの構成にて進めることとなりました。建築は現実に無い未来をつくるものです。お客さまが感じられた疑問や不安を少しでも取り除くことができるように丁寧な打合せを心がけております。