装邸図案の6つの特徴
装邸図案が住まいづくりで
どのようなことを考えているか、
どのようなことができるか、
特徴的な6つの事項をご紹介いたします。
どのようなデザインができますか?
1.スタイルにとらわれない変幻自在のデザイン
装邸図案ではローコスト住宅から高級住宅、白を基調としたミニマルデザイン/自然素材の家/ニューヨークSOHOスタイルの家/ドールハウスのようなカワイイ家まで、多種多様な住宅を設計してきた代表が主宰しております。
扱う素材も物件ごとに異なりましたが、その都度、お客さまの求めるものに何が相応しいか突き詰めてまいりました。
お客さまとその住まいのストーリーに寄り添い、お客さまだけのデザインを引き出すようなお手伝いができればと思っています。
【EX.1】
パリの高級アパルトマン
グレーの色合い/温もり感と石の天然模様のバランスなど一歩間違うとチープになりがちなものを、デザインを引くところ、押すところを見極めながらまとめることがポイントです。
【EX.3】
ニューヨークSOHOスタイル
黒の格子窓やモルタルグレーの素材、色味のあるウッドブラウンの素材、レンガなどざらっとした手触りのある質感がよく似合います。照明器具などでややハードなインダストリアルデザインを採用してもかっこいいです。
【EX.5】
自然素材の優しい風合い
木の温もりをメインに漆喰やライムストーン、大谷石など
手触り感のあるものを合わせていきます。ポイントは自然素材を扱うと大味になることが多いので、「薄く/細く」を設計の寸法に散りばめていくことを念頭においておきます。
【EX.2】
ホワイトベースのミニマルデザイン
無機質な白いシンプルな空間にはインテリアの色で遊ぶことをお勧めします。壁面などに艶のある素材を使うことや、凹凸の無い、いわゆる線を消していくスタイリッシュな空間仕上げ方が似合います。
【EX.4】
ドールハウスのようなカワイイ家
クラシカルな装飾模様のモチーフや曲線的造形、アンティークの真鍮やアイアン素材を使ってまとめていきます。気をつけたいところはアンティークなデザインをやりすると野暮ったくなるので、ポイントとなる部分以外をいかにスマートにまとめていくかが鍵です。
多種多様なデザインでお客さまの"個性"に向き合うことができます
→様々なスタイルを経験しているからこそ、デザインの引き出しが多い
どのようなことを考えて設計していますか?(その1)
2.平均点を目指すことよりもバランスに差をつける設計
装邸図案ではお客さまの住まいで各々の部分や項目で、一律に平均点の良いものを目指すことはしません。コスト面や機能性、メンテナンス面、様々な事柄をお客さまの住まいに合わせていく必要があるからと考えています。
全体を俯瞰し、それぞれのパラメータを細かく調節していくことで、パフォーマンスの高い住まいを提案しております。
お客さまにと正直に向き合った結果、
バランスに差のつく設計になりました
→広さ/コスト/品質の有限を詳細に見極める
どのようなことを考えて設計していますか?(その2)
3.ネジ頭まで気を配るトータルコーディネート
住まいの完成後、お客さまが住まわれてから、「このお家はどのようなお家ですか?」と誰かから聞かれたら、お客さまはいろいろなことがお話できるかと思います。
ただ、住み始めるまでの間、それこそ、工事すら始まっていないまっさらの状態では、僕ら装邸図案がその住まいの一番の理解者です。
お客さまとの打合せを重ねていく中で、どのようにしたらよりよくなるかを追求しています。例えばそれはどんなスイッチのプレートを選ぶかはもちろんのこと、
そのスイッチプレートを留めるビスはどのようなものが使われているかまで、検討していきたいと常に思っております。もしかしたら、お客さまがお住まいになってからもそういったことに気づかれないかもしれません。ただ、ひとつひとつお客さまのストーリーに合うデザインはどのようなものかを細かく検討していくとで、小さなことが互いにリンクし、全体につながることを信じています。
カーテン/絵画/ソファや椅子などの家具/コンセントプレート/ドアノブ/お客さまがお持ちのお気に入りの食器など、全体につながるヒントは山ほどあります。
ひとつひとつを丁寧に紡いでいければと思います。
細部まで丁寧に考えていたら、自然と全体と調和しました
→小さな要素も見逃さないで設計につなげる
デザインばかりに特化していませんか?
4.複雑なものをスマートにまとめ上げる設計編集力
装邸図案ではデザインを優先させてお客さまの希望される機能性/利便性を損なうような設計はしたくはありません。一般的に機能的/利便性のある設計をするとデザイン性が失われることが多くあり、設計事務所によっては敬遠することもあるかと思います。例えばコンセントを多くつけることや取手を小さくかっこよいものをつける、収納スペースを小さくするなど。
装邸図案ではデザイン性を失うことなく機能性/利便性に配慮した設計を目指しております。そのためには複雑な設計になり、より高度な設計の工夫やデザインの編集能力が必要です。様々な住宅を設計してきた経験をもとに多くのアイディアを持っております。お客さまとの対話の中でデザインと機能性/利便性のバランスを取りながら、複雑になっていく設計をスマートに解決していきます。
増やすほど散らかる機能を、スマートにまとめることが得意です
→デザインを優先して機能を削ぐことも、
機能を優先してデザインがおざなりになることも、諦めたくない
工事中はどのようなことを考えていますか?
5.職人から愛される設計士を目指して
僕ら装邸図案の描く図面はご依頼いただくお客さまのことを考えると、装邸図案では簡単で作りやすい図面とはならず、どうしても施工が難しく複雑な図面になるため、よく[面倒くさい図面]と職人からは言われます。
装邸図案ではお客さまとの丁寧な打合せを重ね、密度の濃い図面を持って、腕の良い職人たちがつくりあげることで、仕上がりのよい住まいができることを信じております。それには[面倒くさい図面]が必要不可欠です。
そのため、お客さまとのコミュニケーションはもちろんですが、気難しい職人ともより良い関係性を"積極的に"築きあげたいと考えております。
複雑で[面倒くさい図面]も最終的には職人が、「つくってよかった」と誇れるような住まいづくりを目指しております。
図面は職人へのラブレター。だからこそ心を込めた設計を。
→お客さまの住まいをつくる職人に敬意を込めた設計をしたい
打合せはどのように進めますか?
6.お客さまへの宿題を多く出す設計士
装邸図案はお客さまとの打合せのプロセスを大事にしております。
工事前では概ね2週間に1度程度のお打合せをお願いしており、工事中でも実際に施工現場にお越しいただき、細かいチェックやお打合せをお願いしております。
お打合せの際には、かなり細かいところまでお聞きすることも多く、次の回までに〇〇を想像しておいてくださいとお願いしたり、ご一緒にメーカーのショールームを巡ることもありと、ご負担をお掛けすることも多いです。
お客さまは大変だと思いますが、設計側からの一方向的に進める住まいづくりよりも密なコミュニケーションを重ねたいと考えています。装邸図案はどちらかというと設計というよりも「設計を通した住まいづくりのお手伝い」という考え方に近いのかもしれません。
また、毎回のお打合せではお客さまの想像を超える提案をすることをモットーに、住まいづくりのプロセスを愉しでいただくことを心がけております。
工事が終わった後に「打合せがもう無いのは寂しいね」と仰っていただくことは少なくありません。
一緒に住まいづくりを愉しみませんか?
→お客さまとじっくり対話を重ねることで、よりよい住まいが出来上がると信じています